ランド・オブ・プレンティ

ランド・オブ・プレンティ。「パリ、テキサス」のヴェンダースの映画。


テーマは「さまよう人々(アメリカ人)」
ロスやニューヨークといった大都市を離れ、地方に行くと、アメリカ人は置き去りにされ、時代から取り残され、世界情勢に疎く、そして無力である。
彼らは世界とのつながりを失っている。


ラナはインターネットを使いこなし、世界情勢にも通じている。
一方で叔父は自分では情報通だと思っているが、実は何も知らない。


そんなアメリカの一面にスポットを当てた作品。
たしかに3月にLAのダウンタウンで見たのは、あまりに多いホームレスの人々。
足の悪い人々の数にも驚いた(ただのデブさんもいるけど)。


テーマはもちろん、風景や音楽も美しく物悲しい映画だった。